ユニバーサルデザインとは
ユニバーサルデザインとは、年齢、性別、障害の有無、国籍、人種といった様々な属性にかかわらず、どんな方でも利用できるよう配慮した設計のことで、ロナルド・メイス氏(ノースカロライナ州立大学)により提唱されたものです。利用することが出来ない障壁を設けず(バリアフリー)、どなたにも利用でき(アクセシビリティ)、使いやすさ(ユーザビリティ)において満足を提供するデザインであると定義できましょう。
アンチ・ユニバーサルデザイン
ユーザーエージェント(ブラウザ等)のスタイルシート実装に不備のあった時代の影響が残っているためか、構造文自体に表現要素(フォント関連の指定に使うfont要素や太字を指定するb要素等)を用いているウェブ文書が数多く残っています。こうした物理要素は、使用を控えるようにとW3C(※脚注1)はアナウンスしています。実際、厳格なHTMLの最新バージョンやHTMLをXMLで定義しなおしたXHTMLでは非推奨もしくは廃止された要素となっています。
同様に、視覚表示目的で用いられるtable(表)要素を用いた表現手法は、マークアップ言語本来の意味を逸脱した行為であり、著しくアクセシビリティを妨げる行為です。同様に文頭を下げる目的で使用するblockquote(引用)要素、文字の大きさという観点で使用されるheader(見出し)要素の乱用など、間違ったマークアップの使用も見受けられます。
全ては文書構造と文書表現が分離されていないということに起因しています。既に現状では、各種ブラウザ使用調査や多くのサイトのアクセス解析などから、スタイルシートを実装したブラウザが圧倒的なシェアを確保するに至っています。ウェブ文書自体に物理要素やレイアウト情報を加味する根拠は無くなってきたと言えるでしょう。こうした状況において尚文書構造に表現要素を用いるウェブ文書を制作するのは、制作側の怠慢以外の何物でもありません。
ウェブサイトにおけるユニバーサルデザイン
そもそもネットワークを通して情報を共有しようというWWWの思想自体がユニバーサルデザインそのものです。従って、文書のコーディング(HTML化)は、W3Cの仕様に基づいた文法通りに記述すればよく、WAI(※脚注2)のアクセシビリティ指針に配慮することで、自ずからユニバーサルでアクセシブルなデザインとなります。
弊社のウェブサイト構築における姿勢は、ユニバーサルデザインの提供ありきという点であることを最初に断言しておきます。